「実務で求められる知識>学校や研修で習う知識」の話

ITエンジニア

こんにちは、Workaholicです。

Twitterでつぶやいた内容に関して少し反響がありました。
賛否色々な意見も頂きましたが、誤解が無いように少し解説をしておきたいと思います。

実務で必要な知識が多い理由

様々な意見を頂いた中で「実際実務でそんな知識は必要ないでしょ?」という意見も頂きました。
しかしそれは自分がそう思っていないだけで実は様々な知識を活用しています。
あまり業務を通して学んでいると、そのことを実感する事は難しいのかなと思います。

私が実務で必要な知識が多いと思う理由として以下の3つが挙げておきます。

学校や研修は基礎固めをする場所

学校や研修で学ぶ内容はそもそもITエンジニアとして即戦力になる人材を育成する場ではありません。
あくまでも最低限の知識をインプットを行う場であり、ITエンジニアとして働いてもギリギリ大丈夫なレベルまで持っていく程度となります。

本当であれば学校や研修でITエンジニアのお仕事の流れを一連で体験させれば良いのかもしれませんが。そんな事をやり始めたら年単位で時間を消費してしまいます。時間の無駄でしかありません。

それならば「研修や学校は基礎を学ぶ場所、実務は実務を通して学んでね」となるわけです。
実際のこれで成り立っていますので、これ自体をあえて変える必要性など無いと考えています。
※この話をするとIT人材不足の反論が出てきますが、足りない層は新人ではなくミドル層なので対象が異なります。

実務には実務特有の知識がある。

実務には実務特有の知識があります。これは実際に仕事をしないと分からないモノですね。

各プロジェクトごとに開発しているソフトウェア、システムは当然設計&仕様が異なり、同じものは存在しません。特にオープンにされている内容ではないのでそもそも事前に学びようがありません。

ではどうするのかと言えば、事前に開発についての基礎知識を身に付けることで、どのような仕組みであっても理解が出来るように準備をしておくのです(それでも理解するのは容易はありませんが)

モダンからレガシーまで

もし今学校や研修で学ぶとすれば、基礎と言っても最新知識を学ぶことでしょう。
しかしITエンジニアの仕事はモダンなモノから、レガシーなモノを扱う事があります。

私自身、とっくの昔にサポートが切れたOSのサーバ(ドナドナされたUnix、察して)聞いたことも無いミドルウェアなど・・・そのような化石を扱うプロジェクトで仕事を行ったことがあります。

ググっても情報は出てこない、情報が乗っている本はもう売っていない、当然これらの事は事前に学びようがなく、プロジェクトの中のナレッジでしか情報がありません。

ITエンジニアはどう学ぶべきか

色々と書きましたが学校や研修の知識が不要とは思っておりません。
ただあくまでも「仕事を行う前の最低限の知識しか学べない」と言っておきます。

実際ITエンジニアが本腰を入れなければならないのは実務です。
そして実務で分からない部分を独学によって補完します。

ITエンジニアになりたい駆け出し君は、事前の学習に力を入れすぎず、「働きながら学んでいく」を実践していきましょう。

これがITエンジニアになる上での最短距離です。

くコ:彡



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