こんにちはWorkaholicです。
「何歳からでもエンジニアになれますか」という質問に答える内容のツイートをTwitter(主に怪しいインフルエンサーの発言)上で確認しています。内容は殆ど同じで「何歳からでもOKです！」という回答に添えてポエムもついてきます。怪しさは満点なのですが信じる人もいるようなので現状を踏まえて解説をしたいと思います。
・実際なれるのか
「何歳からでもITエンジニアになれますか？」と聞かれればそれはYESです。
でもそれが「まともにご飯を食べれるレベル水準にもっていけますか？」と聞かれるとNOになります。
前々から申し上げていることですが、ITエンジニアの人材は不足しているとは言いますが、実際に求めている中途採用の層は「実務経験＋マネジメント経験」を求める求人が圧倒的に多く、スクール卒業生や独学等の人はそもそも応募条件からして満たしていません。
ただ中には未経験枠として採用している企業も存在します。しかし殆どの場合採用で想定している年齢は第二新卒（25歳前後）です。少なくとも30歳Overの方は対象にはしていません。もし30歳Overでも採用の見込みがあるとするなら、本当に人が足りていない零細企業が殆どとなります。そのような企業であればとりあえず就職をすることは出来るかもしれませんが、実際そこで得られる収入は希望条件に届いているでしょうか？殆どの場合は理想とはかけ離れていると思います。
都内勤務でも年収300万円台の層はざらにあるようで、ITエンジニアとしての下働きどころか「家電量販店に派遣」などもはやIT企業とは呼べない会社まで存在します。「〇〇歳からでもITエンジニアになれる！」という言葉を信じて飛び込むとキツイ現実があるという事を認識しておきましょう。（ITエンジニアに限った話ではないですが）
・フリーランスがあるじゃん？
まともに就職が出来なければフリーランスがあるじゃない？と思う事でしょう。実際就職は出来ない事を見越して最初からフリーランスを目指す人もいますが、正直こちらの方が棘の道です。実務経験が無い場合にはすべて手探りの状況から始める必要性があります。路頭に迷わないようにとSNS上に蔓延るITエンジニア系の詐欺インフルエンサー達は「営業の極意」と称して教材を販売しているようですが、正直マニュアルでどうにかなる程度の話ではありません。教材だけでなんとかなるなら会社ないんていりません。過去には以下のような商法が存在していましたが現在ではITエンジニア（特にWeb系）がその傾向にあるように思えます。
■近年の情報教材商法
・物販
・広告収入
・FX,株
・ITエンジニア(Web系)←New!!
数か月学んだ程度のITエンジニアに頼む仕事は無く、依頼があっても稀です。そこにどんどん人が増えてくればどうなるかは分かりますね・・・？低レベルなITエンジニア同士で低レベルな仕事を奪い合い、結果的に殆どの人が小銭を稼ぐ程度の儲けしか得られないのです。
・じゃあどうすればいい？
ハッキリいって年齢には抗えないので「諦めてください」と言うしかありません。「人生何をやるのにも年齢は関係ありません」とは言いますが、それは趣味の話でありお仕事の話ではありません。一部の成功者を信じて賭けに出る行為は大変リスキーな行為です。しかし可能性は０ではありませんので、少しでも成功する確率を上げる為に早い段階から自分のやりたい事を見極めておく必要性があります。
・最後に
またインフルエンサーの逆張り話になりましたが、就職に年齢制限があること自体は事実です。
年齢は関係ない！いつでも挑戦できる！などインターネット上にある自分の都合良い情報だけ集めて「なんか出来そうな気がする」という判断をすることは大変危険なので気を付けてくださいね。
くコ:彡
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