IT人材は不足しているのか?

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こんにちはWorkaholicです。

「IT人材は不足しているのか?」という点について個人的にな思いを綴っていきたいと思います。

・予想

私が企業での採用活動や、役職者の経験を通しての体感としてIT人材不足は本当の事だと思います。人材がいればもっと仕事を受注できたなと思う事は度々あります。ただこれはどんな人材でもOKという訳ではありません。IT人材のなり手自体が少ないという事より「求めているスキルに達していない」という要因の方を強く感じています。データの観点からみると、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査では、IT人材を新採用するにあたっての阻害要因として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組み効果があったと認識している企業で46.9%、無かったと認識している企業で39%が「要求水準を満たす人材がいない」と回答しています。

・何が足りないのか

要求水準を満たす人材がいないという事は技術的なスキル的が足りていないことも挙げられると思いますが、個人的には「上流工程スキル」「マネジメントスキル」不足を特に感じています。正直数年で育成出来るコーダー、テスターレベルのエンジニアには困っていません。本当に足りていないと実感する人材は、お客と会話が出来て設計もできる人材、PL/PMを任せられる人材などです。これらの人材の育成には長い時間かかることもあり慢性的に不足しています。またある程度のスキルを得た人材はキャリアアップの為の転職を行う方が多く、社員に良い待遇・給与を与えられない会社は人材不足に陥るわけです。

・中途採用に求めるもの

人材不足を補うため、前項で記載した通り「上流工程スキル」「マネジメントスキル」経験がある人材を中途採用では特に求めています。しかしこのスキルを持つかつ転職活動をしている人材は希少で、どこからともなくポっとは出てきません。ある程度の待遇を準備しない限りは採用することは難しいでしょう。

またこれらのスキルは実業務でしか経験することが出来ないため、未経験や数年程度の経験のエンジニアは採用の対象にはなりません。しかし逆に言えばこれらのスキルをしっかりと若いうちに身に着けることが出来れば、社内での地位は盤石、転職市場でも引っ張りだこになるでしょう。どうしてもエンジニアとなると技術的スキルのみに視点が向きがちですが、若いうちから上流工程やマネジメントに挑戦してスキルを磨いていく事をオススメします。

・最後に

転職においては、会社が要求している内容が厳しいと世間からは言われています。会社で簡単に育成が出来る人材ではない分、どうしても採用基準を厳しめにせざる負えない事情があります。ただこのような事を言っているだけではIT人材不足は解決する事はないでしょう。会社による未経験者採用枠の拡大、人材育成力強化などを取り組むべきだと考えています。また採用される側、育成される側も今はそのような人材が求められている事を認識しておくことが大事だと考えます。

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