適応障害で精神障害者保健福祉手帳3級を取得した話

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こんにちは、Workaholicです。

今回は適応障害で障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を取得した話を書きたいと思います。このことを書くかは正直迷っていたのですが、結構悩み相談等で聞かれることが多かったので書いてみました。※今回はIT関係なしです。

取得方法についてみたい方は「 取得の要件 」まで飛ばしてください

・経緯

昔の話ですが、とある現場にて”現場ガチャ※1“に失敗し、パワハラ気質のお客がいるPJに配属され、毎週の進捗報告の前には嘔吐をするくらい追い詰められていた時期がありました。初めてPLを任された時であったことと、悪い意味で真面目な性格が災いし、我慢をしすぎた結果メンタルクリニックのお世話に事になりました。休職後はそのまま今の会社での仕事に復帰し(現場ガチャで失敗したPJは退出)今に至ります。

適応障害の発生から6ヵ月は以上は経過していますが※2症状の改善は見られない為、別の疾患が複合している可能性がありますが、主としての診断は適応障害です。現在は薬の服用と継続的なメンタルクリニックへの通院でお仕事は支障なく出来ています。

※1:SESのように派遣されて現場に向かう仕事は常駐先によって業務内容も仕事量も変わります。当然人などの環境も変わりますので行ってみたいと状況が良く分からない仕事です。良い現場もあれば悪い現場もある、まさにガチャなのです。

※2:適応障害の症状はストレス因子の始まりから3ヶ月以内に出現し、ストレス因子の消失後6 ヵ月以内に改善するとされています。

・手帳取得の動機

今回取得したのは正式には「精神障害者保健福祉手帳」です。もともとは「※自立支援医療」の申し込みを行う際に、合わせて役所より申請用紙を貰ったのがキッカケでした。

継続的に通院をしている人の医療費が、通院している医院と薬局での費用負担を3割から1割に出来る制度、医師の診断書が必要

正直自分が手帳を申請するってどうなんだろう?と思いました。確かに日常生活で支障がきたしている場面はあるが、障害者はもっと重い人がなるようなイメージがあり最初は取得については考えていませんでした。

しかし今後どのように体調が変化していくか分からない中で、会社に対して障害者であることをいつか言うときがある可能性を考えて取得の申請を行う事にしました。

・取得の要件

「精神障害者保健福祉手帳」 の取得要件については以下に詳細が乗っています。

〇精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について

・精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について(◆平成07年09月12日健医発第1133号)

上記判断の等級判断に基づき判定がされることになります。内容を読むと分かるのですがどのような精神疾患を抱えているかや、どんな症状が出ているかではなく「精神疾患を抱えたことによって日常生活に支障をきたしているか」という点を評価します。つまりは精神疾患を抱えていようが、日常生活に支障が無ければ取得は出来ないのです。

手帳の取得を考えている方は、判定基準をよく読み、医師に日常生活で困っている点について相談をするようにしましょう。

・取得に向けて手続き

取得までの一連の流れです。

①メンタルクリニック受診

②役所にて所定の申込用紙を貰う

③医師に記載をして頂く(※初診日より6 ヵ月 以上経過していること

④役所に書類提出

⑤審査結果が来る(※通常1~3 ヵ月 、私は2 ヵ月 かかりました。

⑥郵送か、役所にて手帳の交付

この流れは調べればすぐわかる事なので詳しくは解説しませんが、適応障害を抱えている人は以下の点について気にしている方が多いと思います。

・申請をする際の代表的な疾患に適応障害がない

・適応障害では取得できないと書いてあったの見た

私も申請をするにあたって調べた際に、適応障害では申請が出来ないとの記載を実際に見たことがあります。しかしそもそもの手帳の申請にあたっての病名については精神疾患であればOKであり、適応障害がNGという決まりはありません。これは予想ですが、適応障害はストレス因子が乗り除かれてから6ヵ月以内に症状が治まることから、長期の生活能力障害を前提とする観点からみると合わないと判断しているためかと思います。

実際に私は適応障害として申請を行って手帳を取得出来ているので、適応障害だから取得できないという話は嘘と言う事になります。適応障害だから・・・とあきらめる必要性はありません。

・取得に向けて行った事

特に特別な事をしていません。ただやるべき事として自分の症状を的確に医師に伝える」という事です。「精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について」に記載されている判定基準を参考に、自分の日常生活で出来る事、出来ない事を医師に伝えました。

手帳の取得は医師の申込用紙への記載内容のみで判断されるため、どんなに辛い状況にあってもしっかりと医師に今の状態と伝えることが出来なければ取得できません。医師と話す際には事前に自分の身に起きたことをメモし、自分なりの思い、客観的な目線からの意見をまとめた上で話すと良いでしょう。自分が置かれている状況を医師に正確に伝えることが大事です。

・最後に

ここで書いたことを実践して確実に手帳が取得が出来るわけではありません。あくまでも医師に伝えた内容と、それがどう評価されるかで、取得の合否や等級が決定します。

ただ「適応障害でも手帳の取得は出来る」という事でけは覚えておいてください、質問がある方はコメントからどうぞ

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